原産地・品目分類
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概要
原産地と品目分類は、関税調査に際して課税価格とともに最も主な検討対象とされ、貿易取引にあたって必ず検討、確認が求められる事項です。品目分類によって輸入品の関税率と通関要件が決まり、原産地はFTA特恵関税適用有無を決める基準になるだけでなく、適切な原産地表示のための先決条件になります。
原産地の判定
原産地とは、輸出入品が生産・製造された国をいう概念です。関税法、自由貿易協定(FTA)においては、輸出入品の原産地によって輸出入を禁止したり関税率を別々適用することが多いため、通関中に原産地を確認する手続が欠かせません。今日のグローバル市場の統合現象や輸送手段の発達により、輸出入品の生産過程に多くの国の原材料が使われ、生産工程も2ヶ国以上をまたがることが多く、その分原産地の判定がますます難しくなっており、それを巡る国内外紛争も増えています。
品目分類の決定
品目分類は、輸出入品をHS協約及び関税率表によって体系的に分類する作業をいいます。品目分類によって輸入品の関税率と輸出入通関要件が確定するため、品目分類作業は貿易取引において非常に重要な部分であり、その複雑性によって多くの苦情や法的紛争が発生している分野です。
主な取扱業務
品目分類決定、原産地判定アドバイス
品目分類決定、原産地判定基準検討などのアドバイス
品目分類事前審査、原産地事前確認申請の代理
政府機関(関税庁、企画財政部、産業資源部など)有権解釈のアドバイス
FTA原産地検証の対応
FTA原産地検証手続の対応
FTA原産地関連不服代理(行政審判、行政訴訟)
原産地表示義務違反の調査対応
原産地表示違反に対する是正措置、課徴金の不服
原産地表示違反に対する刑事手続の対応
主な案件実績
北海産原油に対する韓-EU FTA原産地検証及び租税審判請求事件の代理
韓-EU FTA適用時に代理人による原産地証明の効力アドバイス及び租税審判請求事件の代理
輸入発電設備セットの品目分類アドバイス
原産地
北海産原油に対する韓-EU FTA原産地検証及び租税審判請求事件の代理
韓-EU FTA適用時に代理人による原産地証明の効力アドバイス及び租税審判請求事件の代理
米国を通して輸入されるカナダ産アンモニウムに対する韓-カナダFTA原産地決定基準のアドバイス
中国産部品を使って製作した太陽光モジュールの原産地表示のアドバイス
フィリピン産葉タバコの原産地証明のアドバイス
品目分類
半導体デバイステスト用ソケットの品目分類訴訟
半導体製造用真空ポンプに対する品目分類アドバイス
フランス産ジャムに対する品目分類及び原産地アドバイス
輸入発電設備セットの品目分類アドバイス
電子タバコの品目分類アドバイス
トナーカートリッジ品目分類アドバイス
